【徳島インディゴソックス】プロ野球ドラフト会議 11年連続・史上最多6名指名／阪神2位に椎葉／西武5位に宮澤／DeNA6位に井上 など

プロ野球選手を目指す選手の人生を左右するドラフト会議。
今年は4年ぶりに12球団、観客が一堂に会し開催された。

『徳島インディゴソックス』からは11年連続、球団史上最多6名が指名された。

・阪神タイガース2位指名 椎葉剛 投手
・埼玉西武ライオンズ5位指名 宮澤太成 投手
・横浜DeNAベイスターズ6位指名 井上絢登 外野手
・埼玉西武ライオンズ育成1位指名 シンクレア ジョセフ 孝ノ助 投手
・埼玉西武ライオンズ育成2位指名 谷口朝陽 内野手
・福岡ソフトバンクホークス育成7位指名 藤田淳平 投手

そんな運命の瞬間、指名直後のインタビューの様子をお届け。

6名の選手が夢を掴む

10月29日、『ゆめタウン徳島』にてチームメイト、球団関係者が見守る中、指名候補選手8名はプロ野球球団からの指名を待った。

開始早々2巡目にして、椎葉剛 投手の名前が。椎葉選手の地元、大阪の『阪神タイガース』からの指名。今年、最速148km/hで入団し159km/hへと大幅に更新した右腕だ。

会場は「おー！」という歓声と拍手が巻き起こり、椎葉選手はこの日一番の笑顔を見せた。

次に指名されたのは宮澤太成 投手。『埼玉西武ライオンズ』から5位指名。今夏急成長を遂げ、最速155kｍ/hを更新した現役北海道大学生。「おれ？」と驚きを隠せない様子。

宮澤投手の指名直後。またインディゴソックスの選手の名前が呼ばれる。
『横浜DeNAベイスターズ』から6位指名の井上絢登 外野手。井上選手は昨年指名漏れを経験し、今年指名がなければ選手人生の幕を閉じる決断をしていた。

会場はこの日一番の歓声と拍手が鳴り止まず、南代表は涙を流して喜んだ。喜びと安堵の瞬間だった。

支配下登録選手の指名が終わり、続いて育成選手。

始まってすぐにシンクレア ジョセフ孝ノ助 投手が『埼玉西武ライオンズ』から育成1位指名。カナダ人の父と日本人の母を持つ身長190cm超を誇る左腕だ。『徳島インディゴソックス』としては初の左腕NPB輩出となる。

直後、『埼玉西武ライオンズ』育成2位指名で谷口朝陽 内野手が呼ばれた。今シーズンは投手として活躍したが、身体能力の高さを買われ内野手指名。

徳島県出身選手の名前も呼ばれた。『福岡ソフトバンクホークス』から育成7位指名の藤田淳平 投手。『四国アイランドリーグplus』では最優秀防御率（1.51）を獲得。待ちわびた末の指名に喜ばしい表情を見せた。

指名記者会見

ドラフト会議終了後、指名された選手はファンやお客さんが待つセントラルコートへ。夜遅いにもかかわらずたくさんのファンが選手を迎える。選手が登場すると拍手と「おめでとう」というあたたかい声が飛び交った。

「プロの世界ではどんな選手になりたいか」という質問に対し、「第2の藤川球児と言われるような投手になりたい」と椎葉投手。

「試合の痺れる場面を任せてもらえる選手になりたい。」と宮澤投手。

「打率3割超え、ホームラン30本以上打ち、村上選手のような選手になりたい。」と井上選手が夢を膨らませた。

また、「6名の指名があったがなにがきっかけに繋がったのか」という質問に対して岡本監督、南代表は「歴代の先輩方が築いてきた礎が継承されている。徳島に選手が集まり、良い環境の中で良い選手が生まれNPBで活躍するという良い循環ができてきている」と話した。

川島高校出身 藤田淳平投手インタビュー

徳島県 川島高校出身の23歳、藤田純平 投手は『福岡ソフトバンクホークス』より育成7位指名。

徳島のファン、お世話になった方への想いを聞いた。

藤田「今年から徳島の地で野球をさせてもらいましたが、自分ひとりの力ではプロ野球選手にはなれなかったと思います。徳島で応援してくれていたファンの方々や球団の支えがあったからこそです。今日に満足することなく、プロの舞台でも頑張るので応援よろしくお願いします！」

プロ野球という新たな舞台でのスタートを切った6名の選手たち。
新たな門出を祝福し、これからの活躍を期待します！