【2024年1月オープン／きまぐれごはん オカンく（徳島市新内町）】“オカン”が作るほっこり家庭の味♪ 夜カフェ使いも◎

新内町にある『cafe Trust（カフェトラスト）』は、週末の金曜と土曜限定で間借りの居酒屋に姿を変える。

手作りの家庭料理が自慢で、「家庭の味が恋しい」と思う人におすすめしたいお店だ。

※『cafe Trust（カフェ トラスト）』の記事はこちら！

大皿に盛り付けられたおばんざいがズラリ

カウンターには、“オカン”こと店主の雅代さん手作りの大皿に盛り付けられたおばんざいが並ぶ。

「これとこれをちょうだい」と、好みの品を注文すると、盛り付けてくれるよ。

ちなみに、メニュー表はない。料理はその日によって違うから、来てからのお楽しみ。

［おばんざい］（各500円）。

本日のおばんざいは、手前左から［ポテトサラダ］、［ジャーマンポテト］。奥左から［揚げ出し豆腐］、［大根の浅漬け］、［ニンジンのマリネ］。

地元で採れた旬の野菜をふんだんに使い、素材の味を活かした料理の数々だ。

テイクアウトもできるので、自分用に持ち帰ったり、手土産にする人も多いそう。

おばんざいのほか、生ビールや焼酎、サワーなど20種類ほどあるアルコールドリンクもほとんど500円で、チャージ料はなし。

お酒の〆にはこれを食べて

［チーズソースボロネーゼ］（1,000円）。

おばんざいのほか、しっかりとしたお食事もあり。

麺やごはんものは、［本日の麺］と［本日のご飯］の2種類。

パスタやピザ、オムライス、チヂミ、うどん、豚骨ラーメンなどが日替わりでお目見えするほか、お客さんのリクエストにその場で応えて料理を作ることもあるそう。

取材日の［本日の麺］は、チーズ好きにはたまらない［チーズソースボロネーゼ］。

阿波牛のミンチ肉とトマトの旨みがギュッと詰まったボロネーゼの上に、コクのあるモッツァレラチーズソースがとろ〜り！ 挽きたてのコショウのピリッとした香りと辛味がアクセントだ。

夜ごはんはもちろん、お酒の〆にシェアして食べてもよし！

夜カフェ利用も◎

［みや美ブレンド］（500円）。

コーヒーは、コーヒーソムリエの資格を持ち、豆の選び方やコーヒーの淹れ方を教えていた店主が、注文を受けてからコーヒーブースで豆を挽き、一杯ずつ丁寧にハンドドリップしてくれる。

店主のおすすめは、阿南市を中心にイベント出店している『みや美珈琲』の自家焙煎豆を使った［みや美ブレンド］。

夜に飲みたいすっきりとした味わいに惚れ込んだことと、店名が雅代さんの名前と同じ「雅（みやび）」だったこともあり、運命を感じたそう。

深煎りのグアテマラやコロンビア、ブラジルサントスなど4種のブレンドで、しっかりと深いコクがあり、フルーティな酸味とやさしい甘みが上品で飲みやすく、あと味がよい。

スイーツは、『cafe Trust』で提供される［パウンドケーキ］、［マフィン］のほか、店主特製の黒蜜ときなこがたっぷりとかかった［ミルクわらびもち］（500円）も人気だ。

季節のフルーツを使ったグラスパフェも考案中だそうで、お酒を飲んだ後の〆にパフェが楽しめそう。

居心地のよいヴィンテージテイストの空間

店内は、コンクリート調のグレーの壁に、ダークブラウンのウッドやレザーの家具が配され、クールな中にぬくもりを感じる居心地のよい空間だ。

カウンター席のほか、店内奥は最大8名で利用できるテーブルやソファー席の個室もあり。

飲み放題付きのコース料理（5,000円）も予約できるので、女子会や宴会におすすめ。

予約がある場合は、営業日以外でもオープンしてくれるよ。

両親から受け継いだ家庭の味

店主の雅代さんは、県内のカフェで経験を積み、2020年から2023年まで『Kitchen bar M（キッチンバーエム）』を営んでいた。

現在は、同じ場所で息子の瑶史さんが昼はカフェ、週末の夜は間借り居酒屋というかたちになっている。

実は、雅代さんの“オカン”も長年、飲食店や学校給食などで食にたずさわっていた。

料理好きだった亡き“オトン”もよく家庭料理を作ってくれていたそう。

「オカンのきっちりとした料理も美味しかったけど、オトンが子ども向けにアレンジしたシンプルで優しい味付けは格別で、レシピを聞いておけばよかったと思う料理がたくさんある。でも、ダシが効いたうどんはオトンを超えたかな？」と微笑む。

両親から受け継いだ心温まる家庭の味で、お客さんを元気にしたい。そんな思いがたくさん詰まっている。

お仕事帰りの一杯や宴会、ひとり飲み、夜カフェ使いなど、思い思いの時間をどうぞ。

19時から翌日2時まで営業しているので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてね。

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