2022/03/20 14:02
しょうすけ
【街ネタ/(美馬郡つるぎ町)】大正末期に建てられた折目邸をゲストハウス『折目邸遊懐』にリノベーション!旬の食材満載の素麺がいただける『半田そうめん食堂』も併設。
昔ながらの街並みと二重うだつで知られる美馬郡つるぎ町貞光。ここに大正末期に建てられた旧家・折目邸をリノベーションしたゲストハウス『折目邸遊懐』が昨年末から営業している。オーナーである折目さんは東京在住のため、管理運営および食事提供をしてくれるパートナーを探していることを聞き、半田素麺を製造販売している『北室白扇』の北室淳子さんが立候補。徳島県西部の食材を使った食事提供もできるうえ、歴史ある半田素麺を使ったメニューも味わってもらえるとあって『半田そうめん食堂』が『折目邸遊懐』内に加わる運びとなったのだ。

▲メインに阿波尾鶏のチキンステーキに春の訪れを感じるふきのとうの天ぷら、みょうがなどがトッピングされた温かい素麺がセットに。

▲[季節の半田そうめん]は常に旬の食材を使うので内容が2週間~10日のペースで変わる。
現在『そうめん食堂』で提供しているのは、阿波尾鶏のチキンステーキや阿波尾鶏のつくねハンバーグなどをメインに西阿波で収穫された季節の食材を使った素麺メニューがセットになった[季節の半田そうめん](1,500円)。コロナウイルス感染対策もあり、完全予約制で火・水・木曜日のランチのみ営業中だ。




▲お庭が一望できる大広間。窓ガラスはなんと大正時代のもので現在は作ることが不可能なのだ。


▲こちらもあまり見ることができないタイプの神棚。

▲建物入り口にも瓦が展示されているが複製品。作り直すつもりだったそうだが焼き直しで100年前の鬼瓦がそのまま屋根に使われている。
『そうめん食堂』をはじめ、座敷スペースにある大黒柱や梁、凝った彫刻の欄間、壁や窓ガラス、立派な神棚や土間などほとんどが当時のまま使用されているので館内に足を踏み入れると100年前にタイムスリップしたかのような感覚に。中でも装飾がすばらしい屋根の鬼瓦は新たに作ったのではなく現存していた鬼瓦を焼き直しすることで新品同様の輝きを取り戻したのだとか。


▲貞光の街並みと剣山系がまるで一枚の絵画のよう。
『折目邸遊懐』の客室は全部で3つ。どの部屋も窓から剣山を眺めることができ、折目家のかつての家業だった藍染めにちなんだ藍色のファブリックを使ったモダンな和洋室スタイル。宿泊はHPからのオンライン予約のほかじゃらんnet、Airbnb(エアビーアンドビー)の予約サイトから。
宿泊は1泊朝食付きが基本だが、5,500円追加で『そうめん食堂』の半田そうめんを使った創作メニューと地元の季節感あふれる食材を使った和食を夕食としていただくことも可能だ。

100年の歴史を肌で感じることができる古民家ゲストハウス。悠久の時間をぜひ体感してみて!
折目邸 遊懐(おりめていゆかい)・半田そうめん食堂
- 住所/徳島県 美馬郡つるぎ町 貞光字東浦68-1
- 電話/0883-68-9780
- 営業時間/ 11:00~14:00(半田そうめん食堂)
備考/※折目邸はチェックイン15:00~21:00、チェックアウト~10:00
- 定休日/月、金、土、日 その他休業日/折目邸は不定休
- 駐車場/5台